株式投資の3大メリットとは

株式投資によって得られるメリット

現金で保有している資産を株式に投資をすることで得られるメリットは大きく3つあります。
それは「値上がり益」「配当」「株主優待」で、売却をするにしても長期保有をするにしてもその企業が大きく成長をしていくことにより銀行預金の金利よりも大幅な利益を得ることができます。

最初の「値上がり益」は必ずしも保証をされているわけではなく、購入をしたあとにその銘柄の企業が大きく業績を下げるなど株価が値下がりをしてしまった場合には逆に損失が出てしまいます。

しかし株価というのは常に変動をする水物であるので、購入後一旦下がった株価が時間をおくことで再び回復し値上がりすることもあるので、しばらく保有をしてその間配当を受け取るということもできます。

二番目の「配当」は法律に定められている株主権の一つで、株主として名簿に登録をされることにより決算後に配当が出ることが決定されればそれを持ち株数に応じて受け取ることができるというものです。

最後の「株主優待」は配当の少し変わったパターンで、金銭ではなく現物支給として品物やサービスを投資先の企業から受け取ることができます。

全ての企業が安定的に配当や株主優待をしているというわけではないのですが、業績の安定した企業に投資をしていくことで売却をするまでの間に十分に利益を受け取ることが可能です。

大株主となることで経営に参加ができる

日本においても株式相場はかなり昔から存在していましたが、一般の個人投資家の市場への参入は欧米諸国と比較してかなり遅れたものでした。

しかし利益を得るための株式売買という側面ばかりが強調されてきたことにより、本来的な株主の役割については後回しにされています。

ここ最近になって「物言う株主」として株主総会に参加をしてそこで経営陣に対して意見をする人も出てきましたが、ほとんどの個人投資家はそもそも株主総会に足を運んだことがありません。

法律で認められている株主の権利である「株主権」は、大きく4つあります。
それは、「配当をもらう権利」「株主総会に出席する権利」「会社が解散したときに財産の分配を受ける権利」「株式分割を受ける権利」です。

最初の配当をもらう権利はよく知られているところですが、二番目の株主総会への参加や会社が解散した時の分配についてはあまり詳しく知らないという人がほとんどです。

もっとも株主総会での決定や解散時の分配は全ての株主が平等にある権利というわけではありません。
株式は持ち株数に応じて権利が拡大するという大きな特長があり、発行されている株式をより多く保有する大株主になるほど経営陣への意見や配当金の受取割合が高くなります。