投資先の状況を確認!「運用報告書」の役割と見るべきポイント

投資信託の運用報告書とは何か

投資信託では、株や債券などの運用をプロである「ファンドマネージャー」という人に任せることができます。
ただ、完全に任せきりにすると、不安に感じることもあるはずです。
投資のプロとはいえ、運用に失敗してしまうことはあります。
そのため「ファンドマネージャーに運用を任せて投資信託を放置していたら、資産が減ってしまっていた」ということが起こる可能性もあるのです。

そこで、ファンドマネージャーがどのように運用を行なっているのか、確認できる体制を整えておくと安心です。
その手段となるのが、「運用報告書を確認すること」です。
ファンドマネージャーは「投資信託を運用することで、どのような成績を上げたのか」について、報告書を作成しています。
これによって投資信託の運用が上手くいっているのかを把握することができ、今後も投資するべきなのかを判断することができます。

運用報告書については、しっかりと理解しておく必要があります。
そこでここでは、投資信託の運用報告書について紹介します。

運用報告書の特徴など

運用報告書は基本的に、一定期間ごとに訪れる決算期に作成されます。
決算期は年に1~2度あることが多く、そのたびに運用報告書が作成されます。
決算のタイミングは投資の運用成績を測るためにちょうど良いタイミングであるため、運用報告書は決算期に作成されるのです。

ただし投資信託はさまざまな種類があり、運用報告書が実際に作成・発行される時期は、投資信託ごとで異なります。
保有している投資信託、もしくはこれから購入しようと考えている投資信託の運用報告書がいつ出るのかは、確認しておくと良いでしょう。

運用報告書の入手方法は、待っていれば送られてきます。
投資信託は、銀行や証券会社などの「販売会社」を通じて購入します。
運用報告書も販売会社があなたの自宅へ送ってくれるため、届いたら確認しましょう。
また、運用報告書はしっかりと保管しておくことをおすすめします。

また、最近は投資信託を運用する会社のホームページでも確認できるようになっています。
PCなどが自宅にある場合は、インターネットでチェックするのもおすすめです。

運用報告書で確認するべき点は、「運用の結果、どれくらいの利益が出ているか」「今後、投資信託をどう運用するのか」についての部分です。
他の項目も大切ですが、まずはこれらを確認すると良いでしょう。

運用報告書を、しっかり確認しよう

このように運用報告書は、投資信託を活用する上でとても大切な資料です。
運用報告書を読み解くことで、その投資信託が良い商品かどうかを判断することができます。
しっかりと確認して、今後の資産形成に役立てましょう。