リーマンショック以降、「株価指数先物取引」に投資家が注目

投資方法の視野を広げる選択肢の一つ

2008年に世界の経済状況を大きく揺るがしたリーマン事件が発生してからは、金融商品に投資する人達の取り組み方が多様化する傾向が見られるようになりました。
株に投資してもなかなか株価が上昇しないため、タイミングを見計らうのが難しいと思っていると逆に株価が下がってしまうという状況になることも珍しくありません。
なかなか好景気に転じないため、投資家にとっては厳しい状況が続いているのも事実です。

投資家が更に新しい視野を広げるために、各証券会社では新しい金融商品の開発に取り組んでいます。
投資家に利益をもたらして経済を循環させることによって、日本だけでなく世界各国の経済状況が好景気に転じることが期待されています。
その中で注目されているのが株価指数先物取引です。
リーマンショック以降、投資家が注目している株価指数先物取引について詳しく解説します。

日経225先物取引

株価指数先物取引とは日経225先物や日経225ミニと呼ばれている取引が該当します。
日経225とは東証1部に上場済み銘柄の中でも市場を代表している225銘柄の日経平均株価指数のことです。
日経225先物は、日経225を対象にして将来定めた期日に現在の定められている価格で売り買いするのを約束する取引をいいます。

日経225先物の10分の1の取引が可能な日経225ミニが投資家の間で人気になっていることにも注目してください。
少ない証拠金でも取引を実現させることができるため、比較的早い段階で収益を得る喜びを実感できると言われています。

通常の株取引と比較すると、日経225先物を選択するメリットは多いと言われています。
例えばたくさん存在している株の銘柄から何に投資をするべきなのか選びきれないという方も多いです。
判断基準が難しいため損をするのが怖くて大事なお金を投じるのがもったいないと感じられる場合もあります。
本業を持っている方は株価の変動を常時チェックすることが難しいため、最適な取引が難しいと考えられます。

しかし、日経225先物の場合は日経平均株価を対象にするためたった一つの取引対象になり、面倒な銘柄チェックを行う必要がありません。
通常の株取引では倒産リスクを考えながら慎重に選ぶ必要もありますが、日経225先物なら日経平均株価を対象にしているので倒産リスクを心配する必要もないのです。
現在の株相場がどう変動していても、収益を得るチャンスが存在していることから、個人投資家でも挑戦しやすい投資法だと言われています。

各証券会社では日経225先物などの取引を有利にするために活用できる便利なツールなどを開発し、投資家からの支持を得ています。
どの証券会社が自分に合っているのかをよく確認しながら選択することが成功を収めるコツといえるでしょう。