投資信託の「運用スタイル」について学ぼう!

投資信託の運用について

投資信託では、「運用スタイル」に気をつける必要があります。
投資信託では通常、投資家が資産の運用をする必要はありません。

投資信託を購入すると、「ファンドマネージャー」というプロが運用を担当してくれます。
また、ファンドマネージャーはさまざまな企業についての分析データを元に運用を行います。
この分析を行う人を「アナリスト」と呼びます。
基本的にはこれらの人が投資信託の運用を進めてくれるため、あなたは何もする必要がありません。

しかし「運用のスタイル」については、最初に希望を決めておく必要があります。
運用のスタイルとは、「どのような方針で、投資信託を運用するのか」ということです。
投資信託の運用スタイルは大きく分けて2種類あり、「インデックス運用」と「アクティブ運用」というものがあります。

これらを理解しておくことで、より投資信託をしっかりと活用できるようになります。
そこでここでは、投資信託の運用スタイルについて紹介します。
ぜひ参考にして、自分に合った運用スタイルで投資信託を活用しましょう。

インデックス運用とアクティブ運用

市場は常に値動きしており、相場が変わっています。
インデックス運用は、「常に相場の値動きに合わせるような運用スタイル」を指します。
インデックス運用は「安全な投資スタイル」で、大きなリターンを得にくいかわりに、リスクは小さい傾向にあります。
そのため長期的な投資に向いており、毎年少しずつ資産を増やしていき、最終的に大きな資産を形成するために効果的です。

これに対してアクティブ運用は、「市場の値動きを上回るような運用スタイル」を指します。
アクティブは「積極的」という意味をもつ言葉ですが、アクティブ運用まさに投資信託を積極的に運用するスタイルなのです。
市場の値動きを常に上回るように運用すると、それだけ大きなリターンを見込むことができます。
ただしその分、相場が大きく値下がりしたときにはリスクが大きくなってしまいます。

投資信託はプロに運用を任せるといっても、資産が増えることを保証してくれるわけではありません。
アクティブ運用は大きなリターンを得られる可能性があるかわりに、リスクもあることを理解しておく必要があります。

初心者の場合、まずはインデックス運用を活用して投資信託に慣れて、そこからアクティブ運用に切り替えると良いでしょう。
そうすれば、比較的スムーズに運用を進めることができます。

両方の運用スタイルを理解して、使い分けよう

このように、投資信託の運用スタイルには大きく分けて2つの種類があり、インデックス運用とアクティブ運用があります。
両方を理解して、きちんと使い分けましょう。