投資信託にかかる費用ってどんなものがあるの?

投資信託を保有するには費用がかかる

投資信託で投資を始めるときに、「投資信託を購入すれば、あとは何も費用はかからない」と考える人がいます。
しかし実際のところ、投資信託には「手数料」という費用がかかります。

投資信託でかかるコストのことは通常、「手数料」といいます。
あまり投資のことを理解していない人の場合、「費用」などの言葉を使ってしまいがちです。
このページのタイトルでも費用という言葉を使っていますが、これは初心者の方向けに解説しているためです。
投資信託のコストは「手数料」という呼び方をすることは、覚えておくと良いでしょう。

そして投資信託にかかる手数料は、大きく分けて3種類あります。
これらを理解しておくことで、投資信託を安全に購入することができます。
ここではこれら3つの手数料について、解説します。

投資信託にかかる3つの手数料

投資信託の手数料として、まずは「販売手数料」というものがあります。
これは「投資信託を購入するときにかかる手数料」です。

投資信託を買う側からすると、「なぜ販売手数料と呼ぶのだろう」と感じるかもしれません。
投資信託は、銀行や証券会社などの金融機関で販売されています。
これらの会社が投資信託を販売するときに得る手数料のため、販売する側からの呼び方として「販売手数料」という名称となっているのです。

ただ、購入する人から考えた呼び方として、「購入時手数料」と呼ぶこともあります。
両方を理解しておくと良いでしょう。

次に投資信託を購入して保有するときには、「信託報酬」という手数料がかかります。
投資信託を購入すると、運用をしてくれる会社に投資信託の運用を任せることになります。
運用を行う会社はあなたから費用を支払ってもらうことで、運用を行います。
このように、投資信託を運用する会社へ支払うのが信託報酬です。

最後に、投資信託を売却するときには、「信託財産留保額」という費用がかかります。
投資信託を売ることで、キャッシュ(現金)に変えることができますが、このときにも手数料がかかるのです。

株などでは基本的に、購入・売却時の両方で手数料が発生します。
投資信託もこれと同じで、購入と売却するとき両方で手数料がかかるのです。
購入するときにかかるものが、前述した販売手数料です。
売却するときにかかるのが、信託財産留保額です。

3つの手数料について理解しよう

ここでは投資信託にかかる、代表的な3つの手数料について紹介しました。
投資信託にかかるコストは費用と呼ばず、「手数料」と呼びます。
まずはこのことをしっかり理解しておきましょう。
投資信託でかかる手数料は3種類あり、販売手数料・信託報酬・信託財産留保額の3つです。
よく覚えておくと良いでしょう。